2026年7月23日朝のFXニュース速報。ドル円は163.10円前後で推移しています。原油高と米金利上昇、為替介入への警戒、本日のECB理事会や米新規失業保険申請件数など、初心者が注意したいポイントを解説します。
2026年7月23日(木)朝のFXニュース速報です。
今朝のドル円は、7時18分ごろに163.10円前後で推移しています。
中東情勢の緊迫化による原油高と米長期金利の上昇がドルを支える一方、日本政府による為替介入への警戒や、日銀が利上げペースの加速に柔軟との見方が上値を抑えています。
昨日は「約40年ぶりの円安」が大きな話題になりましたが、本日は163円台をさらに買い進める動きと、介入を警戒して利益を確定する動きがぶつかりやすい一日です。
夜にはECB理事会も予定されているため、ドル円だけでなくユーロ円やユーロドルの急変にも注意しましょう。
今朝のFXニュース要約
- 朝7時18分ごろのドル円は163.10円前後
- 前日のドル円は一時162.77円付近まで下落した後、163円台へ戻した
- 原油高と米長期金利の上昇がドルを支えている
- 政府・財務省による為替介入への警戒が続いている
- 日銀の追加利上げ観測は円安を抑える材料
- 10時30分にオーストラリア雇用統計
- 21時15分にECB政策金利、21時45分ごろにラガルドECB総裁会見
- 21時30分に米国の新規失業保険申請件数
今朝のドル円は163.10円前後
7月22日のドル円は、為替介入への警戒や日銀の利上げ観測から、一時162.77円付近まで下落しました。
しかし、その後は再びドル買いが優勢となり、163円台前半まで値を戻しています。
ニューヨーク市場では163.10円台を中心に推移し、今朝の東京市場を前にしても163円台を維持しました。
円安の勢いはまだ残っていますが、政府関係者から強い円安けん制発言が出ているため、買い一辺倒にはなりにくい状況です。
ドル円が163円台を維持している3つの理由
1.中東情勢の緊迫化による原油高
中東情勢を巡る警戒が続き、原油価格が上昇しています。
ニューヨーク原油先物は前日比で約3%上昇しました。原油高が長引けば、米国のインフレが再び強まり、FRBが高い政策金利を維持するとの見方につながります。
また、日本は原油の多くを輸入しています。原油高は日本の輸入負担を増やし、円売り材料として意識されることがあります。
2.米長期金利の上昇
原油高によるインフレ再燃への警戒から、米国の長期金利も上昇しました。
米国の金利が上昇すると、金利の高いドルを保有しようとする動きが増えやすくなります。
中東情勢、原油高、米金利上昇が重なり、ドル円が163円台を維持する要因になっています。
3.根強い日米金利差
日銀は追加利上げの可能性を示していますが、日本と米国の金利差は依然として大きい状態です。
金利の低い円を売り、金利の高いドルを買う動きが続きやすいことも、ドル円を支えています。
ただし、日銀の利上げペースが速まるとの観測が強くなれば、円の買い戻しが進む可能性があります。
為替介入への警戒はさらに強まる
ドル円が163円台へ上昇したことで、日本政府と財務省による為替介入への警戒が一段と強くなっています。
片山財務相は、必要があれば適切に断固たる対応を取る姿勢を示しました。木原官房長官からも、必要に応じていつでも対応するとの発言が出ています。
実際に介入が行われるかどうかは分かりません。
しかし、現在は政府関係者の発言だけでも円売りポジションの手じまいが増え、ドル円が急落する可能性があります。
特に注意したいのが、163円台の上昇を見て慌てて買うことです。
上昇の勢いが続く可能性はありますが、為替介入が実施された場合は、通常の損切り注文よりも不利な価格で約定することがあります。
本日の注目価格帯
上値の目安
- 163.23~163.24円付近:直近高値
- 163.50円付近:短期的に意識されやすい節目
- 164.00円付近:大きな心理的節目
下値の目安
- 163.00円付近:目先の攻防になりやすい節目
- 162.77円付近:前日の安値として意識される水準
- 162.50円付近:短期的な下値の目安
163.23~163.24円付近を明確に上回れば、163.50円や164円が意識される可能性があります。
一方、163円を維持できず162.77円付近も下回った場合は、利益確定や円の買い戻しが強まる可能性があります。
ただし、為替介入や中東情勢に関する大きなニュースが出た場合、これらの価格帯が機能せず、一気に値が飛ぶこともあります。
7月23日の主な経済指標
- 10:30 オーストラリア・6月雇用統計
- 20:00 トルコ中銀政策金利
- 21:15 ECB政策金利発表
- 21:30 米国・新規失業保険申請件数
- 21:30 カナダ・5月小売売上高
- 21:45ごろ ラガルドECB総裁記者会見
- 22:00 南アフリカ中銀政策金利
- 23:00 ユーロ圏・7月消費者信頼感速報値
本日最も注目されるのは、21時15分のECB政策金利発表です。
市場では主要政策金利を2.40%で据え置くとの予想が中心です。
政策金利が予想どおり据え置かれても、その後の声明やラガルドECB総裁の発言によって、ユーロが大きく動く可能性があります。
特に今回は、中東情勢による原油高がユーロ圏のインフレにどのような影響を与えるとECBが考えているのかが注目されます。
21時30分には、米国の新規失業保険申請件数も発表されます。市場予想は21.2万件、前回は20.8万件です。
結果が予想より大きく悪化すればドル売り、労働市場の強さが確認されればドル買いにつながる可能性があります。
初心者が今日気をつけたいこと
本日の相場で最も避けたいのは、「昨日も上がったから、今日も上がるだろう」と決めつけることです。
今のドル円には、原油高や米金利上昇という買い材料がある一方、為替介入や日銀の利上げ観測という下落材料もあります。
おやじも昔は、買い材料だけを見つけて自分のエントリーを正当化していました。
しかし、買い材料と売り材料がぶつかっている相場では、方向を当てることより、どちらへ動いても資金を守れる準備が大切です。
- 163円台の上昇を見て慌てて買わない
- エントリー前に損切り位置を決める
- 普段より取引数量を落とす
- 介入警戒時に安易なナンピンをしない
- 10時30分の豪雇用統計前後は豪ドル円に注意する
- 21時15分以降はユーロ関連通貨の新規取引を慎重にする
- 政府・財務省関係者の発言速報を確認する
今は「上がるか、下がるか」を当てに行くより、「急変しても退場しない取引」を優先したい場面です。
今後のドル円の見通し
中東情勢の緊迫化と原油高、米長期金利の上昇が続けば、ドル円は163円台を維持し、再び直近高値を試す可能性があります。
163.24円付近を明確に上回った場合は、163.50円や164円が次の目安になります。
一方、日本政府による強い円安けん制発言、実際の為替介入、日銀の早期利上げ観測が強まった場合は、162円台へ急反落する可能性があります。
また、ECB理事会後にユーロドルが大きく動けば、ドル全体の強さにも影響し、ドル円が連動して動くことも考えられます。
本日は上昇だけでなく、急落するシナリオも準備しておきましょう。
まとめ
- 朝7時18分ごろのドル円は163.10円前後
- 原油高と米長期金利上昇がドルを支えている
- 為替介入と日銀の追加利上げ観測が上値を抑える材料
- 10時30分の豪州雇用統計に注意
- 21時15分のECB政策金利が本日の重要イベント
- 21時30分の米新規失業保険申請件数にも注目
- 163円台では高値追いと安易なナンピンを避けたい
ドル円は163円台を維持していますが、昨日よりも買い材料と売り材料が複雑にぶつかっています。
大きく動いてから慌てて追いかけるのではなく、動く前に損切り位置と取引数量を決めておくことが大切です。
相場が読みにくい日は、無理に取引しないことも立派な判断です。
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※本記事は相場情報の提供を目的としており、特定の売買を推奨するものではありません。FXには元本を上回る損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いいたします。


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