2026年9月9日(水)午前10時45分現在、ドル円は153円80銭前後で推移しています。
前日に一時152円台まで円高が進んだあと、現在は153円台後半まで戻しています。
ただし、日銀の追加利上げ観測が強まっているため、以前のように一方向へ円安が進みやすい状況ではありません。
本日のポイントは次の3つです。
・日銀の追加利上げ観測
・円キャリートレードの巻き戻し
・原油価格と米長期金利の動き
10時45分現在のドル円相場
ドル円は153円80銭前後で推移しています。
本日の値動きは、おおむね次の範囲です。
・始値:153円95銭前後
・高値:153円99銭前後
・安値:153円25銭前後
・10時45分現在:153円80銭前後
朝方には153円台前半まで円高が進みましたが、その後はドルを買い戻す動きが入り、153円台後半まで戻しています。
154円ちょうど付近では上値が重くなりやすく、153円台前半では買い戻しが入りやすい状態です。
ただし、前日から値動きが大きくなっているため、短時間で大きく動く可能性には注意が必要です。
ドル円が大きく動いている理由
日銀の追加利上げ観測
現在の円高を支えている主な材料は、日銀が9月の金融政策決定会合で追加利上げを行うとの見方です。
市場では、日銀が政策金利を0.25%引き上げる可能性が強く意識されています。
日本のGDPが上方修正されたことや実質賃金の改善も、日銀が利上げしやすくなる材料として受け止められています。
一般的に日本の金利が上がると、円を保有するメリットが高まるため、円買いにつながりやすくなります。
円キャリートレードの巻き戻し
これまで市場では、金利の低い円を借りて、金利の高い通貨や株式などへ投資する「円キャリートレード」が活発に行われていました。
しかし、日銀の利上げ観測が強まると、投資家は円を借りていた取引を解消します。
その際に円を買い戻す必要があるため、短期間で急速な円高が進むことがあります。
今回の円高も、円キャリートレードの巻き戻しが影響しているとみられています。
原油価格と米長期金利にも注意
中東情勢への警戒から原油価格が上昇し、ブレント原油は1バレル100ドルに近づいています。
原油価格の上昇は世界的なインフレを長引かせる可能性があり、米国の利上げ観測を強める材料になります。
また、米10年国債利回りは4.8%付近まで上昇しています。
米長期金利の上昇は通常、ドル買い材料です。
現在のドル円は、次の材料がぶつかっています。
・日銀の利上げ観測は円高材料
・米長期金利の上昇はドル高材料
・原油高はインフレ懸念を強める材料
このため、方向感が定まらず、上下に振れやすい相場になっています。
本日発表された中国の物価指標
日本時間10時30分に、中国の8月消費者物価指数と生産者物価指数が発表されました。
中国の景気や物価動向は、豪ドルや人民元だけでなく、リスク回避の動きを通じて円相場にも影響する場合があります。
発表直後の数値だけで判断せず、ドル円が153円台前半を維持できるか、再び154円台へ戻せるかを確認したいところです。
今日の注目ライン
上方向は154円00銭付近
154円ちょうどは心理的に意識されやすく、本日の高値にも近い水準です。
154円台へ明確に乗せた場合は、円高の勢いが一時的に弱まり、ドルの買い戻しが続く可能性があります。
ただし、154円台に乗せてもすぐに押し戻される場合は、上値の重さが確認された形になります。
下方向は153円25銭付近
153円25銭付近は、本日の安値として意識される水準です。
この水準を下抜けた場合は、153円ちょうどや、前日に付けた152円台後半を試す可能性があります。
円キャリートレードの巻き戻しが再び強まると、通常より速いペースで円高が進むことも考えられます。
初心者が気をつけたいこと
現在のように急落後の買い戻しが入っている相場では、チャートが上昇しているからといって、すぐに買いで追いかけるのは危険です。
反対に、円高が続くと思って安値付近から売ると、急な買い戻しに巻き込まれることがあります。
次の点を意識してください。
・154円突破だけで買わず、定着するか確認する
・153円25銭割れだけで売らず、その後の戻りを確認する
・損切り位置を決めてからエントリーする
・値動きが大きい場合はロットを落とす
・一度の取引で損失を取り返そうとしない
特に現在は、日銀関連の報道や要人発言だけでも相場が急変する可能性があります。
今後のドル円見通し
ドル円が154円台を回復して維持できれば、154円台半ば方向への買い戻しが進む可能性があります。
一方、153円25銭付近を下抜けると、再び152円台を試す展開に注意が必要です。
現在は、日銀の利上げ観測による円高圧力と、米長期金利上昇によるドル高圧力がぶつかっています。
「必ず上がる」「必ず下がる」と決めつけず、重要ラインを抜けたあとの値動きを確認してから判断することが大切です。
まとめ
2026年9月9日午前10時45分現在、ドル円は153円80銭前後で推移しています。
前日に152円台まで円高が進んだあと、153円台後半までドルが買い戻されています。
本日の注目ポイントは次のとおりです。
・日銀の追加利上げ観測が円高材料
・円キャリートレードの巻き戻しに注意
・原油高と米長期金利上昇はドル高材料
・上方向は154円00銭付近
・下方向は153円25銭付近
値動きが大きいため、初心者の方はエントリーを急がず、損切り位置と取引数量を先に決めておきましょう。
FXをこれから始める方は、口座選びの違いも確認しておきましょう。

いきなり自分のお金で取引するのが不安な方は、デモトレードから練習してみてください。

相場が急変したときに備えて、ロスカットの仕組みも確認しておきましょう。

※本記事は相場情報の提供を目的としたもので、特定の売買を推奨するものではありません。FXには元本を失うリスクがあります。取引はご自身の判断と責任で行ってください。



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