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こんにちは、FXおやじです。
「10pips取れた!」「損切りは20pipsで」——FXをやっていると、必ずこの“pips(ピプス)”という言葉に出会います。でも初心者のうちは、「ピプス? なんで“円”や“銭”で言わないの?」と、ちょっとモヤッとしますよね。
おやじも最初は意味がわからず、人の「30pips抜いた」という話に「…で、それいくらなの?」と内心ポカンとしていました。でも、正体がわかればこれほど便利な“ものさし”はありません。
今日は、pipsとは何かを知識ゼロからやさしく解説して、「値動きを数えて、利益や損失をイメージできる」ところまで一緒にいきましょう。まずは結論から。
結論:pipsは「値動きを数える共通のものさし」
先に大事なことを言ってしまいますね。
pips(ピプス)とは、為替の値動きを表す“いちばん小さい単位”のこと。
「○円動いた」ではなく「○pips動いた」と数えることで、どの通貨ペアでも同じものさしで値動きを比べられるようになります。初心者さんがまず覚えるのは、これだけでOK 👇
- 米ドル/円(クロス円):1pips=0.01円=1銭
- ユーロ/米ドルなど(ドルストレート):1pips=0.0001ドル
「クロス円は1pips=1銭」——この1行を押さえれば、もう半分わかったようなものです。では順番に見ていきましょう。
概要:なぜ「pips」という単位を使うの?
そもそも、なぜわざわざ「pips」なんて単位を使うのでしょう。理由は、通貨ペアによって“1単位”の大きさが全然違うからです。
たとえば——
- 米ドル/円:だいたい「150円」くらい
- ユーロ/米ドル:だいたい「1.08ドル」くらい
数字のケタがまったく違いますよね。これを「円」や「ドル」でいちいち言っていると、比べるのが大変です。そこで、どの通貨ペアでも“最小の動き”を1pipsと決めて、共通のものさしにしたわけです。
💡 ひとことメモ:pipsは「percentage in point」の略 むずかしい由来は覚えなくて大丈夫。「値動きを数える、いちばん小さいメモリ」とイメージしてください。
クロス円とドルストレートで“ケタ”が違う
ここだけ少し注意です。pipsが指す小数の位置は、通貨ペアで変わります。
- クロス円(米ドル/円、ユーロ/円など、円が絡むペア) → 小数第2位が1pips。1pips=0.01円=1銭 → 例:150.00円 → 150.10円は「10pips上がった」
- ドルストレート(ユーロ/米ドルなど、円が絡まないペア) → 小数第4位が1pips。1pips=0.0001ドル → 例:1.0800 → 1.0810は「10pips上がった」
初心者さんはまず、いちばん使う**「クロス円=1pips=1銭」**だけ確実に覚えればOKです。
メリット:pipsで考えると、こんなに便利
① 値動きをひと目で比べられる
「米ドル/円が30pips、ユーロ/円が30pips動いた」と言えば、通貨ペアが違っても同じくらいの値動きだとすぐわかります。円やドルのケタを気にしなくていいので、比較がラクです。
② 利益・損失をイメージしやすい
「20pips取れたら○円」と、pipsと金額をセットで考えるクセがつくと、取引のたびに損益がイメージできるようになります(計算方法はあとで紹介します)。
③ 損切り・利確のルールを決めやすい
「損切りは15pips、利確は30pips」のように、pipsを使ってルール化できます。価格そのものより、値動きの“幅”で決められるので、どんな相場でも同じルールが使えて便利です。これはリスク管理ととても相性がいい考え方です。
デメリット・注意点:ここを勘違いしやすい
便利なpipsですが、初心者さんがつまずきやすいポイントもあります。正直にいきますね。
① pips=金額ではない(取引量で金額は変わる)
いちばんの落とし穴がこれです。「10pips=○円」と、金額が固定で決まっているわけではありません。 同じ10pipsでも、取引する量(通貨数量)によって、もらえる・失う金額は変わります。
たとえば米ドル/円で10pips(=10銭=0.1円)動いたとき——
- 1,000通貨なら:0.1円 × 1,000 = 100円
- 1万通貨なら:0.1円 × 10,000 = 1,000円
同じ「10pips」でも、量が10倍なら金額も10倍。**pipsは“値動きの幅”、金額は“幅×量”**と切り分けて考えるのがコツです。
② 「pips」と「スプレッド(銭)」を混同しやすい
スプレッドも「銭」で表されるので、最初は混ざりがちです。実は**クロス円なら、どちらも単位は同じ(1pips=1銭)**なので、「スプレッド0.2銭=0.2pips」と読み替えられます。スプレッドは“最初に負うコスト(何pips分のハンデか)”、pipsは“その後の値動き”——と整理するとスッキリします。
③ 「pipエ」「ポイント」など呼び方の違いがある
会社やツールによっては「pip(ピップ)」「ポイント(pt)」など、少し違う呼び方・刻みを使うこともあります。基本は同じ“最小単位”の話ですが、細かい定義は各社の説明を確認すると安心です。
比較:同じ「10pips」でも、金額はこんなに変わる
言葉だけだとピンと来ないので、米ドル/円で「10pips動いたとき」の損益を、取引量ごとに並べてみます。
損益 = 動いたpips(円換算)× 取引する通貨の数量 (米ドル/円は 1pips=0.01円)
| 取引量 | 10pipsの損益 | 30pipsの損益 |
|---|---|---|
| 1,000通貨 | 約100円 | 約300円 |
| 5,000通貨 | 約500円 | 約1,500円 |
| 1万通貨 | 約1,000円 | 約3,000円 |
同じ値動き(pips)でも、取引量が大きいほど、利益も損失も大きくなるのがわかりますよね。これはレバレッジ(取引量)の話とそのままつながります。
初心者さんは、まず1,000通貨などの少額で「10pips=100円くらい」という感覚をつかむのがおすすめです。金額が小さいうちに、pipsと損益の関係を体で覚えると、あとがラクになります。
おすすめな使い方:pipsを“ルール作り”の味方にしよう
pipsを覚えると、いちばん役立つのが損切り・利確のルール化です。
初心者さんにおすすめの使い方 👇
- 損切り・利確を「価格」ではなく「pips」で決める(例:損切り15pips/利確30pips)
- 利確の幅 > 損切りの幅 にする(“損小利大”を数字で作る)
- まずは少額で「○pips=○円」の感覚を体で覚える
- 取引量を変えれば金額が変わることを、いつも意識する
「損切りは○pips」と幅で決めておくと、感情に流されにくくなります。これは資金管理ととても相性がいいので、損切り・リスク管理の考え方とセットで身につけてくださいね。
逆に、pipsの数字だけ追って、取引量(=金額のリスク)を見ないのは危険です。「100pips取るぞ!」と意気込んでも、取引量が大きすぎれば、逆行したときの損失も一気にふくらみます。pipsと量はセットで考えましょう。
よくある質問(FAQ)
Q. pipsとpoint(ポイント)は違うんですか? A. ほぼ同じ“最小単位”を指しますが、会社やツールによって刻みや呼び方が少し異なることがあります。基本は「値動きを数える小さな単位」と理解しておけばOKです。
Q. 1pipsって、結局いくらですか? A. 金額は取引量で変わります。米ドル/円なら、1,000通貨で約10円、1万通貨で約100円が目安です(1pips=0.01円 × 数量)。
Q. クロス円とドルストレートで、どうしてケタが違うんですか? A. もともとの価格のケタが違うためです。円が絡むペアは小数第2位、絡まないペアは小数第4位が1pipsになります。初心者はまず「クロス円=1pips=1銭」だけ覚えれば十分です。
Q. スプレッドの「銭」とpipsは同じものですか? A. クロス円では、単位としては同じです(1pips=1銭)。スプレッドは“最初のコスト”、pipsは“その後の値動き”と役割で区別すると混乱しません。
まとめ:pipsは「数えるものさし」、金額は「幅×量」
最後に、今日のポイントをおさらいします。
- pips=為替の値動きを数える、いちばん小さい単位
- クロス円は1pips=0.01円=1銭(まずはこれだけでOK)
- pipsは“値動きの幅”、**金額は「pips×取引量」**で決まる
- 同じpipsでも、取引量が大きいほど損益も大きくなる
- 損切り・利確をpipsでルール化すると、感情に流されにくい
pipsは、慣れるまでは少しとっつきにくいですが、わかってしまえば「値動きの共通言語」。少額で「○pips=○円」の感覚をつかめば、自然と身につきます。あせらず、コツコツいきましょう😊
値動きと一緒に大事なスプレッドとは?、取引量に直結するレバレッジとは?もあわせて読むと、コストと損益の全体像がスッキリしますよ。
次の一歩:少額で「pipsの感覚」をつかもう
pipsは、頭で覚えるより、実際に値動きを見て体で覚えるのがいちばんです。まずは少額(1,000通貨など)で取引して、「10pips動いたら100円くらいか」という感覚をつかみましょう。
「いきなり本番は不安…」という方は、お金を使わずに練習できるデモトレードからでもOK。値動きとpipsの関係を、ノーリスクで体感できます。
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