2026年8月19日午前9時のドル円は159円60銭前後で推移。原油高が円安を支える一方、弱い米経済指標と米財政悪化への懸念が上値を抑えています。160円とFOMC議事要旨を前にした注意点を解説します。
おはようございます、FXおやじです。
2026年8月19日(水)午前9時前後のドル円は、1ドル=159円60銭前後で推移しています。
朝方の値動きは159円49銭付近から159円64銭付近と狭く、160円を目前にしながら方向感を探る展開です。
中東情勢の緊張と原油高が円売り材料となる一方、前日に発表された米国の経済指標は予想を下回りました。ドル円を押し上げる材料と押し下げる材料がぶつかり、159円台後半で動きにくくなっています。
今朝は160円を予想して飛び乗るより、159円80銭付近と160円の反応を確認したい場面です。
2026年8月19日9時のドル円相場
- ドル円:159円60銭前後
- 朝方の安値:159円49銭付近
- 朝方の高値:159円64銭付近
- 上値の注目:159円80銭付近、160円
- 下値の注目:159円40銭付近、159円
前日のドル円は一時159円78銭付近まで上昇しましたが、160円には届きませんでした。
159円80銭付近から160円は、利益確定売りや為替介入への警戒が強まりやすい価格帯です。反対に159円40銭付近を維持できれば、再び160円を試す可能性が残ります。
ドル円が159円台後半で底堅い理由
中東情勢の緊張で原油価格が高止まり
ドル円を支えている主な材料は、原油価格の高止まりです。
トランプ米大統領は、イランとの協議や対話は行われておらず、今後の予定もないとの姿勢を示しました。中東情勢が長期化するとの警戒から、原油価格は高い水準で推移しています。
日本は原油の多くを海外から輸入しているため、原油高は輸入代金の増加につながります。その結果、円を売ってドルを買う動きが出やすくなり、ドル円の下値を支えています。
160円を前に円を積極的に買いにくい
先月末の日米協調による円買い介入後、ドル円は155円台まで下落しました。しかし、その後は円安方向へ戻り、再び160円が意識される水準まで上昇しています。
日銀の追加利上げ観測は円買い材料ですが、原油高による輸入負担や日本経済への不安もあり、現時点では円を積極的に買い続ける動きにはなっていません。
ドル円の上値を抑えている材料
米国の住宅・生産関連指標が予想を下回る
前日に発表された米国の7月住宅着工件数は、年率換算123万9,000件となり、市場予想の134万5,000件を下回りました。
米国の7月鉱工業生産も前月比0.2%増にとどまり、市場予想の0.3%増に届きませんでした。
米国経済の減速が意識されると、米国の追加利上げ観測が後退し、ドル売り材料になります。原油高によるドル買いが入る一方、弱い経済指標がドル円の上値を抑えている状態です。
米国の財政悪化への懸念
中東情勢が長期化すれば、原油高によるインフレだけでなく、米国政府の支出増加も意識されます。
米国の財政悪化に対する不安が強まると、米国債が売られ、長期金利が上昇する可能性があります。ただし、金利上昇が必ずドル高になるとは限りません。
財政への信用不安が原因の場合は、米国債とともにドルが売られることもあります。本日は「米金利上昇=ドル円上昇」と単純に判断しないことが大切です。
本日これからの注目経済指標・イベント
- 10時30分:豪州4~6月期賃金指数
- 11時45分:ハウザー豪準備銀行副総裁の講演
- 15時00分:英国7月消費者物価指数(CPI)
- 16時10分:ラガルドECB総裁の講演
- 23時30分:米国EIA週間原油在庫統計
- 翌2時00分:米国20年債入札
- 翌3時00分:米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
ドル円で特に注目したいのは、23時30分の米原油在庫統計と、翌3時のFOMC議事要旨です。
原油在庫が予想以上に減少すれば、原油価格が上昇し、円売り材料になる可能性があります。
FOMC議事要旨では、米国の物価や雇用、中東情勢によるインフレについて、参加者がどのように考えていたかが注目されます。
FOMC議事要旨で考えられる2つの動き
利上げに慎重な内容だった場合
雇用の減速や弱い経済指標への懸念が強く示された場合、米国の追加利上げ観測が後退し、ドル円が下落する可能性があります。
159円40銭付近を割り込むと、159円や158円80銭付近まで調整する展開も考えられます。
インフレ警戒が強い内容だった場合
原油高によるインフレ再燃への警戒や、追加利上げの必要性が示された場合は、米金利上昇とともにドル円が160円を試す可能性があります。
ただし、160円付近では為替介入への警戒が強いため、上昇した直後の急反落には注意が必要です。
FX初心者が本日気をつけたいこと
160円を目前にした相場では、「あと少しだから上がるだろう」という考えが最も危険です。
大きな節目の直前では、上抜けを狙った買いと利益確定売りがぶつかります。一度160円を超えても、すぐに159円台へ戻される可能性があります。
- 159円80銭付近から慌てて買わない
- 160円を一瞬超えただけで上抜けと判断しない
- 上抜け後に160円以上を維持できるか確認する
- 損切り位置を決めてから注文する
- 深夜のFOMC議事要旨前にポジションを大きくしない
FXおやじも昔は「節目まであと少し」と考えて高値を追いかけ、反落に巻き込まれることがありました。
節目に近いからこそ、予想ではなく、実際の値動きを確認してから判断することが大切です。
本日のドル円見通し
本日のドル円は、159円台を中心に底堅く推移しながら、160円を試す可能性があります。
159円80銭付近を上抜け、160円以上を維持できれば、円安がもう一段進む可能性があります。ただし、政府・日銀による円安けん制発言や為替介入があれば、急落する可能性があります。
反対に159円40銭付近を割り込み、弱い米経済指標が改めて意識されれば、159円から158円80銭付近まで下落する展開も考えておきましょう。
外為どっとコム総合研究所が示す本日の予想レンジは、158円80銭から160円20銭です。値幅の大きな予想となっているため、買い・売りのどちらでも損切りを徹底したい一日です。
まとめ
2026年8月19日午前9時前後のドル円は、159円60銭前後で推移しています。
原油高と中東情勢への警戒がドル円を支える一方、弱い米経済指標と米国の財政悪化への懸念が上値を抑えています。
本日の重要ポイントは、159円80銭付近と160円、そして翌3時に公表されるFOMC議事要旨です。
160円を予想して先回りするのではなく、160円を超えた後の値動きを確認してから判断しましょう。
経済指標発表時の注意点は、こちらの記事で詳しく解説しています。

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