2026年8月20日9時50分のドル円は158円30銭前後で推移。米財務省による国債買い戻し増額を受けた米金利低下で、前日朝から約1円30銭下落しました。日本の貿易統計と本日の米経済指標を解説します。
おはようございます、FXおやじです。
2026年8月20日(木)午前9時50分前後のドル円は、1ドル=158円30銭前後で推移しています。
昨日の朝は159円60銭前後でしたが、その後はドル売り・円買いが強まり、本日早朝には158円03銭付近まで下落しました。
昨日まで意識されていた160円から一転し、約1円30銭のドル安・円高となっています。
今朝発表された日本の貿易収支は予想より赤字額が小さかったものの、季節調整後では予想より大きな赤字でした。発表直後のドル円の反応は限定的で、引き続き米国債利回りの動きが相場の中心となっています。
2026年8月20日9時50分のドル円相場
- ドル円:158円30銭前後
- 本日の安値:158円03銭付近
- 本日の高値:158円38銭付近
- 上値の注目:158円50銭、159円
- 下値の注目:158円、157円80銭付近
早朝に158円割れを試した後は、158円30銭台まで小幅に戻しています。
ただし、現時点では明確な上昇転換ではありません。158円50銭を回復できなければ、再び158円割れを試す可能性があります。
ドル円が約1円下落した理由
米財務省が国債買い戻しの増額を発表
今回のドル安を強めた大きな材料は、米財務省による長期国債の買い戻し増額です。
米財務省は、市場に出回っている既発の長期国債を買い戻す上限を、少なくとも2倍へ引き上げる方針を発表しました。
この発表を受けて米国債が買われ、長期金利が低下しました。米国金利が下がると、ドルを保有する金利面の魅力が弱くなるため、為替市場ではドル売りが強まりました。
ドル円は159円台から下落し、本日早朝には158円03銭付近まで円高が進みました。
米国の長期金利が低下
ドル円は、米国の長期金利に影響を受けやすい通貨ペアです。
米金利が上昇すればドルが買われやすくなり、米金利が低下すればドルが売られやすくなるのが一般的な関係です。
今回の下落では、米国債の買い戻し増額を受けた金利低下が、ドル円を押し下げる直接的な材料となりました。
ただし、中東情勢や原油高、米国の財政問題が解決したわけではありません。米金利が再び上昇すれば、ドル円が買い戻される可能性も残っています。
FOMC議事要旨はドル円を支えられず
本日午前3時には、7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が公表されました。
議事要旨では、インフレが十分に低下しなければ、追加利上げが必要になるとの考えを持つ参加者が複数いたことが確認されました。
これは本来、ドル買いにつながりやすい内容です。
しかし今回は、米財務省による国債買い戻し増額と米金利低下の影響が強く、FOMC議事要旨によるドル買いは限定的でした。
材料が強そうに見えても、実際の値動きが反応しない場合は、別の材料が相場を支配している可能性があります。
日本の7月貿易収支は6345億円の赤字
本日午前8時50分に、日本の7月貿易統計が発表されました。
- 貿易収支:6345億円の赤字
- 市場予想:6650億円の赤字
- 前回:4099億円の赤字
- 季節調整後:6860億円の赤字
- 季節調整後の市場予想:4170億円の赤字
通常の貿易収支は、市場予想より赤字額が小さくなりました。一方、季節調整後では市場予想を上回る赤字です。
また、7月の輸出額は前年同月比23.2%増、輸入額は27.8%増となりました。
輸出の増加は日本経済や円にとってプラス材料ですが、原油などの輸入価格上昇によって輸入額も大きく増えています。
結果が強弱入り交じる内容だったため、発表直後のドル円の反応は限定的となりました。
本日これからの注目経済指標
- 10時30分:豪州7月雇用統計・失業率
- 15時00分:ドイツ7月生産者物価指数(PPI)
- 21時30分:米国新規失業保険申請件数
- 21時30分:米国8月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
- 23時00分:米国7月景気先行指数
- 23時30分:米国EIA天然ガス在庫統計
ドル円で特に注目したいのは、21時30分の米国経済指標です。
新規失業保険申請件数が増加し、フィラデルフィア連銀製造業景気指数も予想を下回った場合は、米国経済の減速が意識され、ドル円が158円を割り込む可能性があります。
反対に予想を上回る結果となれば、米金利の反発とともにドル円が158円50銭から159円を試す可能性があります。
本日のドル円で注目する価格
158円を維持できるか
本日の重要な下値は158円です。
早朝には158円03銭付近まで下落しましたが、今のところ158円台を維持しています。
158円を明確に割り込み、戻しても158円台を回復できなければ、157円80銭付近から157円台半ばまで下落する可能性があります。
158円50銭を回復できるか
上値では158円50銭付近が最初の確認ポイントです。
158円50銭を上抜け、その価格を維持できれば、159円に向けた買い戻しが入りやすくなります。
一方、158円50銭付近で何度も止められる場合は、下落途中の一時的な戻しにとどまる可能性があります。
FX初心者が本日気をつけたいこと
昨日まで円安だったからといって、すぐに押し目買いと判断しないことが大切です。
ドル円は短時間で約1円下落しています。大きく下がった後は反発することもありますが、そのまま下落が続くこともあります。
- 値ごろ感だけでドルを買わない
- 158円を維持できるか確認する
- 反発しても158円50銭を超えられるか確認する
- 米国経済指標の発表前にポジションを大きくしない
- 損切り位置を決めてからエントリーする
「1円も下がったから、そろそろ戻るだろう」という考えだけでは、エントリーの根拠になりません。
価格が実際に下げ止まり、高値と安値を切り上げるなど、反発の形を確認してから判断しましょう。
今後のドル円見通し
本日のドル円は、158円を維持できるかが大きな焦点です。
米国債利回りの低下が続けば、ドル円は158円を割り込み、157円台へ下落する可能性があります。
一方、米金利が反発し、158円50銭を回復すれば、159円に向けた買い戻しが入ることも考えられます。
現在は昨日までの円安相場から流れが変わりつつあるため、160円を目指すという前提はいったん外して、158円周辺の値動きを確認したい場面です。
まとめ
2026年8月20日午前9時50分前後のドル円は、158円30銭前後で推移しています。
米財務省による国債買い戻し増額を受けて米国の長期金利が低下し、ドル円は前日朝の159円60銭前後から約1円30銭下落しました。
本日の重要な価格は、下値が158円、上値が158円50銭です。
大きく下がったから買うのではなく、158円で下げ止まり、反発の形が完成するかを確認しましょう。
経済指標発表時の注意点は、こちらの記事で詳しく解説しています。

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※本記事は相場情報の提供を目的としており、特定の売買を推奨するものではありません。FXには元本を失うリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いいたします。



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