2026年7月24日朝のFXニュース速報。ドル円は163円後半まで上昇し、約40年ぶりの円安水準となっています。本日の日本CPI、日本PMI、米新築住宅販売件数と、為替介入に備えるポイントを初心者向けに解説します。
おはようございます、FXおやじです。
2026年7月24日(金)早朝のドル円は、1ドル=163円後半で推移しています。
中東情勢の緊迫化による原油価格の上昇や、米国の早期利下げ観測の後退を背景にドル買いが強まり、円は約40年ぶりの安値水準まで下落しました。
ただし、円安が進んだことで、日本政府・財務省による為替介入への警戒も強まっています。
本日は午前8時30分に日本の全国消費者物価指数(CPI)、午後2時に日本のPMI、午後11時に米国の新築住宅販売件数が発表される予定です。
円安の勢いだけを見て高値を追いかけず、急な円高にも備えたい一日です。
2026年7月24日朝のFXニュース要約
- ドル円は163円後半で推移
- 一時163円80銭前後までドル高・円安が進行
- 円は対ドルで約40年ぶりの安値水準
- 中東情勢の緊迫化と原油高がドル買いを後押し
- 米新規失業保険申請件数は18万7,000件まで減少
- 日本政府による為替介入への警戒が強まっている
- 本日8時30分の日本CPIに注目
- 今夜23時に米新築住宅販売件数を予定
現在のドル円は163円後半
7月24日早朝のドル円は、163円後半で推移しています。
前日の海外市場ではドル買い・円売りが強まり、ドル円は一時163円80銭前後まで上昇しました。
円は1986年以来、約40年ぶりの安値水準です。
中東情勢の緊迫化により原油価格が上昇し、インフレが再び強まるとの見方から、米国の利下げ観測が後退しています。
一方、163円台後半まで円安が進んだことで、日本政府による為替介入への警戒も無視できなくなっています。
相場の流れはドル高・円安ですが、政府高官の強い円安けん制発言や実際の介入があれば、短時間で大きく円高へ動く可能性があります。
ドル円が163円後半まで上昇した理由
中東情勢の緊迫化で原油価格が上昇
ドル円上昇の大きな背景となっているのが、中東情勢の緊迫化と原油価格の上昇です。
原油価格が上昇すると、ガソリンや輸送費などを通じて物価が再び上昇する可能性があります。
米国のインフレが長引けば、FRBが利下げしにくくなるだけでなく、市場では利上げの可能性まで意識されます。
米国の金利が高い状態が続くとの見方は、ドル買いにつながりやすい材料です。
米国の雇用指標が予想以上に強かった
前日に発表された米新規失業保険申請件数は、18万7,000件となりました。
市場予想の21万2,000件を大きく下回り、1969年以来の低い水準となっています。
失業保険を新たに申請した人が少ないことは、米国の雇用環境が依然として底堅い可能性を示します。
ただし、今回は自動車工場の夏季休業に伴う季節的な影響も指摘されています。ひとつの数字だけを見て、米国経済が急に強くなったと決めつけないことも大切です。
日米の金利差が意識されている
米国では原油高によるインフレ再燃が警戒される一方、日本銀行の利上げは緩やかなペースになるとの見方があります。
日米の金利差が大きい状態では、金利の低い円を売り、金利の高いドルを買う動きが出やすくなります。
この金利差も、ドル円を押し上げている要因のひとつです。
本日8時30分は日本の全国CPI
本日最初の重要材料は、午前8時30分に発表予定の日本の6月全国消費者物価指数(CPI)です。
- 8時30分:全国CPI・総合
- 8時30分:全国CPI・生鮮食品を除く総合
- 8時30分:全国CPI・生鮮食品とエネルギーを除く総合
生鮮食品を除く指数は、前年同月比1.6%の上昇が予想されています。前月は1.4%の上昇でした。
予想より強い結果になれば、日本銀行の追加利上げ観測が高まり、円が買われる可能性があります。
反対に、予想より弱ければ利上げ観測が後退し、ドル円がさらに上値を試す展開も考えられます。
ただし、現在の相場は中東情勢や原油価格、為替介入への警戒にも影響されています。CPIの結果だけで、その後の方向を決めつけないようにしましょう。
経済指標の基本的な見方はこちらで解説しています。

本日午後の注目経済指標
14時00分:日本の7月PMI速報値
午後2時には、日本の製造業・サービス業PMI速報値が発表される予定です。
PMIは企業の景況感を示す指標で、一般的には50を上回ると景気拡大、50を下回ると景気縮小の目安になります。
朝のCPIほど大きく反応しない可能性もありますが、日本経済の状態を確認する材料になります。
23時00分:米国の6月新築住宅販売件数
今夜午後11時には、米国の6月新築住宅販売件数が発表されます。
前回5月分は、年率換算58万戸でした。住宅ローン金利の高さや住宅価格の上昇により、米国の住宅市場は弱さが見られています。
今回の結果が予想より強ければ、米国経済の底堅さが意識され、ドルが買われる可能性があります。
反対に予想より弱い場合は、米金利の低下とともにドル円が下落する可能性があります。
なお、米国の7月速報PMIは本日ではなく、7月29日の発表予定です。
為替介入への警戒が必要
ドル円が163円後半まで上昇したことで、日本政府による為替介入への警戒が強まっています。
為替介入とは、急激な円安を抑えるために政府が市場で円を買い、ドルを売る対応です。
実際に介入が行われると、ドル円が短時間で数円規模下落する場合があります。
介入の正確なタイミングを予想することはできません。「まだ上がりそう」という理由だけで、高値から大きなポジションを持つのは危険です。
初心者が今日気をつけたい3つのこと
高値を慌てて追いかけない
ドル円が連日上昇すると、「今から買わないと乗り遅れる」と感じるかもしれません。
しかし、163円後半は約40年ぶりの円安水準です。高値で買った直後に介入警戒が強まり、急落する可能性もあります。
上昇しているという理由だけでは、エントリーの根拠になりません。押し目を待つ、値動きが落ち着くまで見送るといった判断も必要です。
指標発表直前のエントリーを避ける
本日は午前8時30分に日本CPI、午後11時に米新築住宅販売件数が予定されています。
発表直前は値動きが不安定になり、スプレッドが広がったり、希望した価格で約定しなかったりすることがあります。
初心者の方は、結果が発表されて値動きが落ち着くまで待つことも立派なリスク管理です。
スプレッドについて分からない方はこちらの記事も確認しておきましょう。

損切り位置を決めてから入る
介入警戒が強い相場では、普段より大きな値動きが発生する可能性があります。
「下がってもいずれ戻るだろう」と考えて損切りを先延ばしにすると、一度の急変で大きな損失につながります。
エントリーする前に、どこまで逆行したら自分の判断が間違いだったと認めるのかを決めておきましょう。
資金管理の基本はこちらの記事で解説しています。

今日のドル円で考えられる2つのシナリオ
ドル円がさらに上昇する場合
日本CPIが予想より弱く、米国の新築住宅販売件数が強い結果になれば、ドル円が164円台を試す可能性があります。
中東情勢の一段の緊迫化や原油価格の上昇も、ドル買いを後押しする可能性があります。
ただし、164円に近づくほど為替介入への警戒も強くなります。上昇の勢いだけで買うのではなく、急落に備えた損切りが必要です。
円高方向へ戻す場合
日本CPIが予想より強ければ、日本銀行の追加利上げ観測から円が買われる可能性があります。
日本政府から強い円安けん制発言が出た場合や、為替介入への警戒から利益確定のドル売りが増えた場合も、ドル円が下落する可能性があります。
また、米新築住宅販売件数が弱ければ、米国景気への警戒からドルが売られる展開も考えられます。
大切なのは、上か下かを当てることではありません。どちらへ動いても大きな損失にならないように、ポジション量と損切り位置を先に決めることです。
まとめ
2026年7月24日早朝のドル円は、163円後半で推移しています。
中東情勢の緊迫化、原油価格の上昇、米新規失業保険申請件数の強い結果がドル買いを後押しし、円は約40年ぶりの安値水準となりました。
本日は午前8時30分の日本CPI、午後2時の日本PMI、午後11時の米新築住宅販売件数に注目です。
円安の勢いだけを見て高値を追わず、為替介入や指標発表後の急変に備えて、いつもよりポジションを小さくすることも検討しましょう。
これからFXを始める方は、まず基本的な流れを確認しておくと安心です。

少額から練習したい方はこちらの記事も参考にしてください。

※本記事は2026年7月24日早朝時点の情報を基に作成しています。為替相場は経済指標、要人発言、地政学リスクなどにより急変することがあります。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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